・スマホやカギをどこに置いたか分からなくなる、物忘れがひどい
・すぐにカッとなり、感情のコントロールが難しい
・飲食店でメニューを決めるのに時間がかかり、優柔不断
・ネットでポチポチ衝動買いをたくさんしてしまう
・他の人とコミュニケーションがうまくとれない
もしかしたら、それは脳の機能が低下しているせいかもしれません
脳内科医の加藤敏徳氏は、本の中で現代人はテレビ・スマホの使い過ぎが脳に悪影響を与えていると書いています
宝島社 (2018-03-10)
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この記事では、それらの悩みの一端や解決方法を含めて紹介していきます
紹介した内容でトレーニングしていけば、悩みも解消、改善していきますよ
現代人は「目」ばかり使っている?
テレビやスマホの動画では、耳も使っていますが同時に目を使っています
聴覚系よりも視覚系の方が優先されるため、脳の中では視覚系の部分ばかりが使用され、耳を使う聴覚系の部分が衰えてしまいます
音や声を聞く場合は、耳だけを使っているわけではありません
聞いた言葉を脳で処理し、思考や返答を司る部分と情報のやり取りをしています
現代人は目ばかり使っているため、耳で聞いたことー脳で処理する間の繋がりが弱くなっており
聞いてはいるが、脳がうまく処理できていない人が多いということです
その結果、記憶力や感情のコントロール、コミュニケーション能力がうまく機能しない状態になり、日常生活で様々な困ったことに繋がるわけです
脳と聞くと、年齢の若いうちに何かしないと取り返しがつかないという印象を持つ人もいるかもしれません
しかし、脳は何歳からでも鍛えれば成長させることが可能です
あなたも今日からスマホとテレビはほどほどに「ラジオ」を聴いて目を休めて、脳力を鍛えませんか?
ラジオを聴く メリットとは?
脳力アップのことに限ると、メリットはこちらになります
・記憶力アップ
・文章力アップ
・コミュニケーション能力アップ
記憶力アップ
ラジオは音声のみを受け取るため、聞いた内容を自分でイメージする必要があります
好きなアーティストや芸能人のラジオを聞くときにはラジオブースの中でその人が話しているイメージ
その人が話している内容のイメージすることが多くなります
【フランシスコザビエル】
これを見たとき思い出されたことは何でしょうか?
教科書で見た変な髪形の肖像画ではないでしょうか。
では
その時に歴史の先生が話していた内容は何だったでしょうか?
ほとんどの人は覚えていませんね
映像化された記憶は残りやすいということです
つまり
聞いた内容をイメージで映像化できると、
音声 → 映像
として脳の中で変換して記憶することができるため記憶力がアップします
私は【伊集院光の深夜の馬鹿力】という深夜ラジオを聴きます
その番組の中では面白いコーナーがたくさんあり、私はついついハガキ職人のネタ投稿の場面やシチュエーションをイメージしてしまいます
あまりにも面白い投稿だと強力にイメージとして残ってしまい、ふとした時に思い出し笑いをしてしまうこともあります
能力に振り回されている図ですね
半面教師にしてください
文章力アップ
なぜラジオを聞くと文章力がアップするのか
それは文章を読むときには間接的に「聴いている」からです
アメリカの調査によれば、黙読をする際に「内なる声」を意識している人が多数います
本などの文章を読む際に、声に出さずに黙読していても頭の中で文章を読み上げる「声」が聞こえる、という人が8割以上を占めてい…
つまり多くの人は文章を読むとき
読む → 脳の中で声に変換 → 脳の中で聴く → 理解する
という方法をとっています
ラジオを使い、聴く能力を鍛えると
内なる声が聞きやすくなりスッと理解できるようになります
自分で文章を作成するアウトプットするときでも、自ら文章を読み返しますよね?
そうすると読みやすい文章なのか、リズムが悪くないか、構文的に間違ってないのかを素早く判断できるようになります
文章の校正をするときは「音読してみろ」とよく言われます
音読することで文章のおかしなところがあぶり出されるわけですね
それを脳内で完結できるようになると、自分の強みになります
文章を書くときは紙や画面を見る必要はありますが、耳は自由です
もし環境が許すならラジオを付けながら文章を作れば、仕事とトレーニング両方できますよ
コミュニケーション能力アップ
しゃべり上手は聞き上手
世間一般的によく言われていますね
ではしゃべりのプロである落語家は聞き上手なのでしょうか?
本の中では落語家と一般人の脳のMRI画像を比較しています
違いははっきりと表れていて、落語家の脳の聴覚を司る部分がかなり発達していました
落語家は演目を師匠から口伝えで教わります
忙しい師匠に何度も同じ話をしてもらうわけにはいかないので、録音させてもらって何度も何度も聴くそうです
聴きながら真似して、声の調子からどういう表情をするのか、どういう気持ちを言葉に乗せるのか
必死に考えます
それを続けることよって、聴覚系の脳細胞が発達し、しゃべりを芸として見せられる状態になるわけです
日常生活と落語の世界は違うという方もいるかもしれません
しかし、よく聴くということは話し手の感情や意図を汲み取る際にはとても重要なことです
私の上司は言いたいフレーズが出てこない、いわゆる「アレリーマン」ですが上司が言いたいことや気持ちを汲み取ることで
「○○のことですか?」
「つまりこういうことでしょうか?」
と返答することで円滑に仕事を進められますよね?
つまりコミュニケーション能力にあたるものです
ひとことに聴くと言っても、
・聴いた言葉が何語なのかわかる
・聴いた言葉の意味がわかる
・聴いた内容を理解できる
・聴いた内容が理解できて、言外の意図も察することができる
レベルは段階的に存在します
就活生に求められているのは、どの段階でしょうか?
マネージャーに求められるのは?
ラジオパーソナリティーの話の先が、予想できるようになったらコミュニケーション能力がアップしていることでしょう
ラジオをどのように聴けば良いのか?
特に変わった聴き方はしなくても大丈夫です
通勤・通学中・家事をしながら、仕事をしながら好きなように聴いてください
ただ一点、気を付けたいのは同じ番組をずっと聴くことは避けた方が良いでしょう
なぜなら、同じ番組を聴いていると脳に刺激があまりないからです
色んなジャンル、年齢の異なるパーソナリティのラジオ番組を聴くことによって脳のあちこちが刺激されます
お気に入りの番組もあると思いますが、それ以外にも好奇心を持って色んな番組を聴いてみてください
ラジオの効果 まとめ
・物忘れ、怒りっぽい、衝動買い、優柔油断、コミュニケーション難 これらは聴覚系が衰えているからかも
・ラジオを聴くと、記憶力、文章力、コミュニケーション能力がアップする
・色んなジャンルのラジオ番組を聴いて、トレーニングしよう
ラジオを聴くだけで色んな効果を見込めます
少しずつテレビ・スマホの時間をラジオに置き換えて、脳力アップを図りましょう