ダンまち17巻読みました!
全体のうち80%くらい、胃に穴があきそうなツラい展開でしたが最期に報われて良かった!
13巻みたいに深層に二人だけで、to be continued...みたいになったら
これからの数か月どんな気持ちで過ごせばいいのか分からなかったので
助かる~
救いのある展開で一区切りついて本当に良かった。作者の大森藤ノさんありがとう!そして、お疲れ様です!
この記事では読み終えたばかりの「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 17巻」の感想を書いていきます
ラノベ繋がりで転スラが気になる方はこちらもどうぞ
・読み終わった人の感想とかを読みたい人
・読後感に浸りたい人
・シル復活して欲しいなぁと思う人
17巻のざっくりとした感想
身も心もボロボロになりながら、自分の記憶が間違っているのではないか?
誰も味方がいないなかで、自分の生き様を貫いたベル・クラネルに
「やっぱり、主人公なんだよなぁ」と安心にも似た感動がありました
あと16巻を読んだ時点で、17巻の内容を予想したのが概ね合っていたので
「ヨシヨシ」とほくそ笑んでいました
次からは、個人的に良かった点を場面ごとに書いていきます
フレイヤのチートが、更に状況を最悪に
魅了の能力つよすぎぃ!
オラリオ全体を魅了するなんて、ヤバいですよね
でも神々には効果ないんでしょう?という読者の予想を裏切り、大多数の神は魅了の術にかかっていました
魅了されなかったのはごく一部で
・ヘスティア
・ウラヌス
・魅了の範囲外にいた人(アスフィ、リュー、ダンジョン内にいた人)
力ずくでベルを引き入れても世間が納得しないだろうと考えていましたが
世界を覆すような大胆なことをしてくるとは、予想の斜め上でした
いともたやすく行われるえげつない行為
読んでいてめっちゃ、えげつないなぁと思ったのは
フレイヤの手管
洗脳手順が徹底していて、「こいつはクレイジーなサイコ野郎だ!」と思ったものです
②昼は殺し合いで、肉体と精神を摩耗させる
③夜はフレイヤとの会話で、唯一の逃げ道を作る
・ベルが使っていたと誤認させるための、装備品をきっちり作っておく
・ギルド職員のエイナ日誌から、ベルの足跡を予習する
・これまでの記憶を「呪縛」を受けて、記憶が混濁していることにする
徹底的に周りを埋めることによって、ベル自身もどれが嘘で、どれが本当なのか
分からないようにしてました
執念がスゴイ!
エイナ日誌をきっちり読み込む抜かりなさ、相当なアレですよ・・・コイツはぁ・・・
17巻を読んでからマインドコントロールの手順を検索してみたのですが、まんまそれでした
「極限の恐怖」と「解放」を交互に与える
この洗脳方法は、肯定型と否定型の要素を交互に与えるタイプのやり方です。「密室を使った方法」の発展型であり、否定型だけで相手をコントロールしようとするよりも強力な方法だといわれています。
まず、洗脳する側は、暴力や暴言を使って相手を支配し、極限の恐怖を与えて相手との間に上下関係を作ります。
人間も他の動物などと同じように、自分よりも「上」だと認識した相手に対しては、素直に従ってしまう習性を持っているからです。
そうして相手が心身ともに弱ったところで、洗脳する側が一転して「安心感」を与えます。
人間は、本能的に自分自身が「安全」だと思える場所を求めます。
その安全を一時的に与えることで、洗脳される側が洗脳する側に「従うことが正しい」と学習させ、洗脳を定着させるのです。
これは、いわゆる「アメとムチ」です。
また、この方法は心理学的には「吊り橋効果」という心理操作法としても知られています。
吊り橋効果は、恋愛心理学の中でも、とくに有名な方法で、お化け屋敷やジェットコースターなどの「恐怖体験」を共有したあとで優しくされると恋愛感情が芽生えるというものです。
この効果も洗脳方法の発展型だといえます。
グッジョブ!仕事人エルメス
まず、フレイヤがヘスティアに向かってベルを渡すように勧告するシーン
ヘルメス様!その場にいてくれて、ありがとう!!
もしもヘスティアだけだったら、もっと望みの無い状況になっていたでしょう
まだヘスティアファミリアに入ってから半年しか経っていない
改宗ができるのは1年以上経ってから
ルールを遵守するように、やんわりとアドバイスして希望の糸を繋ぎます
「ヘスティア!神威を高めろ!!」
「ありったけ、限界までだ!!でなければお前の権能でも貫かれる!!」
個人的にここ好き
思考のループをする一種のタイムリープ主人公みたいな状況になっていたのはちょっと笑いました
224回もループしていたなんて、面白すぎでしょwww
それにしても「最初のヘルメス」は非常に優秀
メモに事実を書くわけでもなく、真実のヒントを書くわけでもなく、「魅了」の範囲をかいくぐる指示と手段のみを記した
グッジョブ!
ゼノス編の最期には、ゼノスだけを悪者にして場を収めようとして
嫌な奴だと思いましたが、17巻でまた株が回復しました
答えは自分の中にあった
ベルが自分の記憶に自信が持てなくなっている時
ヴァレンシュタインに会い、救いが与えられた
17巻の中で一番、感動したところです
「訓練する?」
「あの『市壁の上』で、君と戦わないといけない気がする」
憧憬の再認識をすることで、やっぱり自分の気持ちや記憶は嘘じゃなかった・・・と確信できたシーンですね
このシーンをアニメで見たいですねぇ、丁寧に表現して欲しいなと思います
ヘディンとの殺し合いの中で、嘘かもしれないと不安だった記憶は
戦う自分の身体の動きが本当だったと証明してくれた
ヴァレン何某さんとの訓練の結果が「技と駆け引き」として自分の中にちゃんとあった
いいですねぇ~。痺れる展開です
ヘスティアの神様っぽいところが見られた!
オラリオの街中のいたるところで、薪を燃やし儀式の準備が完了する
儀式とか胸アツ展開!
魅了の一斉解除を行うことで、最後のハッピーエンドに繋がって本当に良かった
いつも神様っぽくないヘスティアも、ここぞとばかりにいいところ魅せましたね
ウラヌスの会話で、薪が何か布石なんだなと感じていました
フレイヤの魅了を逆手にとるウラヌスさんかっけーっす
「もうオラリオも晩秋・・・・・・そして今年は例年より冷気が厳しい。薪の準備をしなくてはならない」
「・・・・・・!」
「フェルズ。今年はヘルメス達に薪の配布を一任しろ」
「今、ガネーシャたちは動けまい。フレイヤ達に使役されている。それはお前も知っているだろう?」
「・・・・・・!」の部分でヘスティアは、ウラヌスが布石を打ったことを理解しているわけですね
P228でこのやりとりがあるので、見逃した人はもう一度読んでみてください
やるじゃん!ウラヌス!となるはずです
そして、二回目のウォーゲーム
ヘスティアの能力でオラリオから魅了が解除されて
正気にもどった冒険者がフレイヤファミリアに詰め寄る
フレイヤの本心を知るために、ウォーゲームを受けるベル
さんざん酷いことをされてきたフレイヤを救うために、不利な条件を呑むとは主人公ですねぇ
次巻も大変なことになりそうです
ダンまち 18巻はどうなる?予想と考察
次巻からフレイヤ・ファミリアとヘスティア・ファミリア+他ファミリアの総力戦が開始されるわけですが
一体どうなるのでしょうか?
巻末のステイタスで、ベルの能力が爆上がりしていたので
ステイタス更新すればLV5になるんじゃねーの?と思いましたが
偉業を成し遂げていないので、まだかもしれませんね
偉業の定義が良く分からないので、これはもう著者のさじ加減としか・・・
主力はベルとロキファミリアと他精鋭を中心に置いて、熾烈な戦いになるでしょうね
春姫のレベルアップをどのタイミングで使うのかが気になる所です
多分、フレイヤは言うほど冷徹な神様ではなくて、
良心の部分がシルという形で表れていたのではないかと思います
ロールプレイングで遊びだと言っていても、シルでいたときも本物のフレイヤだったわけですから
孤児たちを育てていた面も、切り捨てたアーニャをシルとして助けたことも、リューを救ったことも
どれも本心だと言えます
果たして、18巻は1巻だけでウォーゲーム終わりますかね?
前編後編に分かれるような気もします
そして、ウォーゲームが終結した後
間髪入れずに外から脅威が来るような展開になるのでは?と
そんな予想を立てました
ダンまち 18巻は2022年 冬に発売予定!
ずっと待ってましたが、ようやく公式から発売予定がアナウンスされました
2022年の冬に発売予定です!
お待たせしました
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」
フレイヤ・ファミリアと対決する本編最新18巻は今冬発売にむけて現在鋭意制作中! #ダンまち #danmachi #GA文庫 pic.twitter.com/xSGHDfcjqu— GA文庫『ダンまち』シリーズ公式 (@danmachi_GA) June 14, 2022
読むまで死ねませんねー。発売までにダンまち4期のアニメもありますし、外伝のアストレア・レコードも発売されます
楽しみですねー!!
大分待ちましたからね、「境界線上のホライゾン」みたいなボリュームになっているのでは?
ちょっと期待しています
10月より3ヶ月連続刊行の
「アストレア・レコード」シリーズ
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— GA文庫『ダンまち』シリーズ公式 (@danmachi_GA) June 15, 2022
ダンまち 17巻 感想 まとめ
・ベルの憧憬は、自分の中にしっかりと存在していた
・次巻は二度目のウォーゲーム
外伝でフレイヤ中心の作品もあるので、18巻が出る前に読んでみてもいいかもしれません