できれば使いたくないんだけど・・・
腰サポーター(コルセット)ってホントに効果あるの?
腰サポーターを付けちゃうと、「ついに私もおばさんの仲間入りね・・・」なんて感じちゃうから
できることなら付けたくないんだけど・・・
私もできることなら使いたくありませんでしたが、
大学生のときにギックリ腰を連発してたので背に腹は代えられず、腰サポーターに手を出しました
結果としてはやっぱり使って良かったなと思います
腰サポーター使用前は毎週、土日の度に腰痛が気がかりで遊びに行くことをためらったりしていました
金曜日の夜「なんか腰の調子が良くないから、明日のBBQはキャンセルして家で安静にしとこ・・・」
腰のせいで人生の楽しみが減ってしまうのが、悔しかった
意固地になって腰サポーターを使わなければ今頃、自分の腰はボロボロでもう歩けなくなっていたかもしれません
腰サポーターを使ってからは
滅多にギックリ腰にならなくなりましたし、一日座りっぱなしで腰にダメージを受けても寝れば回復するくらいのダメージに抑えられるので
週末が近づくにつれて腰がだんだん痛くなることもなくなりました
いまでは毎週末、腰のことは考えずに、楽しく過ごせていますよ!
今日は腰サポーターの効果的な使い方について、お知らせします
これを読めば腰サポーターの使い方が分かって、あなたの腰を守るためのヒントが手に入りますよ
・腰サポーターを使ったことがない人
・腰サポーターについて知りたい人
・自分の腰を守りたい人
腰サポーターの効果的な使い方
腰痛いですよね?
運動できる状態ですか?
腰サポーターを使い続けると筋力が低下して良くないという説があります
学術論文も全く反対のことを書いているものもあり、「諸説あります」という状態なのですが
有力なエビデンスはないか調査したところありました
腰サポーターを1~6か月継続して使用しても悪影響は見られなかった
The impact of continuous use of lumbosacral orthoses on trunk motor performance: a systematic review with meta-analysis.The Spine Journalより和訳抜粋
エビデンスがあったので私は筋力低下しない派を支持しています
腰サポーターを使い続けると筋力が低下するストーリーは、
とても自然で受け入れやすいですが真実とは限らないのでは?と考えています
実際、私は筋トレも併用しているので弱くなっている気はしません
週2回の筋トレ習慣があれば、筋力低下は打ち消せるみたいです
もちろん
腰サポーターに頼らずに暮らしていけることがベストですが
最初は腰サポーターを着けてみて、ある程度 腰が回復してきたら
筋トレを始めて腰を強化していけばいいのです
腰が痛いと、やる気が起きにくいですし
筋トレなんかとても無理!という気持ちになるので
ある程度腰痛が良くなった状態に整えてから、筋トレを始める
筋トレを始めてもすぐに腰痛が良くなるわけじゃないので、腰サポーターと筋トレを併用するのが最も賢いやり方かと
腰サポーターを使う期間は少しだけ
自分の腰を筋肉で支えられるようになったら外して生活すれば良いのです
私の場合は背骨の一部がないので、相当なハンデがありますが
あなたは衰えた筋肉を取り戻せば、普段の生活でも腰が痛くなるような身体になれるでしょう
腰サポーターが効く3つの理由
②【姿勢を矯正】して、腰の負担を減らす
③【可動域の制限】で、無理な姿勢がとりづらくなる
【腹圧の上昇】で、背骨の負担が減る
腰サポーターを装着するとお腹が普段よりも圧迫されます
そうするとお腹の中の空気が上下に移動して背骨を伸ばしてくれます
イメージはこんな感じ
背骨に体重がかかり続けると腰の負担となって、腰痛がひどくなる
身体の中でバネのような役割をしてくれているのが腹圧
十分な腹筋があれば、腰サポーターがなくても腹圧を維持して自分で背骨を伸ばすことが出来ますが
腰痛持ちは筋肉量が少ないので厳しいんですね
解析の結果、体幹筋量は腰痛による生活障害度(ODI)と有意な関連を示し、体幹筋量が減少するにつれODIが悪化することが分かりました。
同様に体幹筋量が少ないほど、腰痛(VAS)、脊柱後弯(SVA)、健康関連QOL(EQ5D)も悪化していました。
体幹筋量と腰痛が関連することを世界で初めて明らかに 国際腰椎学会(ISSLS)の優秀論文賞を受賞より
体幹筋は前体幹筋(主な一例腹直筋、腹横筋、腹斜筋、大胸筋)と後体幹筋(広背筋、脊柱起立筋、僧帽筋)にわかれており
これらの筋肉量がすくないと、腹圧が弱いので背骨が伸びずに
腰に負担がかかり、腰痛が発生するというメカニズムです
腰サポーターがあなたの足りない腹筋の代わりをやってくれるということですね
【姿勢を矯正】して、腰の負担を減らす
腰サポーターを使うとお腹も押されますが、背中をガッシリと固定されます
普通は背中にカチカチなもの(金属または硬いプラスチック)が入っており、姿勢を矯正してくれます
腰痛持ちあるあるかもしれませんが
カフェやバーに行くと、こんなことがありませんか?
背もたれのないイスって嫌ですよね?
背中の体重が預けられないから、疲れるし姿勢も悪くなっちゃうし
ドリンクも美味しいし、雰囲気もいいんだけど
腰が痛いという思い出が強く残って、二度目は行かない みたいな
姿勢が悪くなると、腰以外の部分の筋肉が緊張してこわばるので
回りまわって結局、腰に負担が来ることになるんですよね
なので、背もたれの無いイスに座るのがツラいと思っているなら、腰サポーターに背もたれの代わりをやってもらいましょう
【可動域の制限】で、無理な姿勢がとりづらくなる
腰サポーターを付けながらラジオ体操とかをするとよく分かるのですが、いつもより可動域が狭くなります
腰はねじったりひねったりするのが良くないので、ふとした時にねじってしまわないように可動域に制限をかけます
そうすると日常生活で、腰に対して危険な動作が少なくなるので、徐々に腰が回復していきます
腰の負担になる動きがしにくくなる
リミッターをつけている状態ですね
特に気をつけたいのは、落としたものを拾う時
大した重さのないものでも、姿勢によっては腰が爆発するトリガーになります
ものを拾う時は、ひざを曲げて拾った方が絶対に良いでしょう
プラスα 個人的に感じる良い所
腰サポーターでお腹と背中を締め付けると
お腹を圧迫されるので、いつものように満腹になるまで食べられません
物理的に食べる量が減るので、体重が気になる方はいいかもしれません
腰サポーターのおかげかどうか分かりませんが、今年の健康診断ではお腹周りが3センチほど去年よりも減少していました
特に太っているわけではないのですが、嬉しかったです
腰サポーターの注意点
立ったり座ったりしている時は腰がつぶれるような方向に重力が働くので、腰サポーターを付けて生活するのはいいのですが
腰が痛いからと言って、装着したまま寝るのはいけません
血行が悪くなりますし、リラックスできません
身体を横にしていれば腰に負担はかかりにくいので、寝るときは外しましょう
オススメの腰サポーター
バンテリン 腰用しっかりタイプ
流石のバンテリンで、ガッチリと腰を支えてくれます
ホールド力、通気性、目立ちにくさなど総合的に良い腰サポーター
レビューを見ると、小さめを買ってしまう人が多いみたいなので薬局などでサイズを確認してから購入するのがいいかも
SPORTIA 腰痛 サポートベルト
腰サポーターはマジックテープの部分が摩耗して、半年に一回くらい買い替えるのですが
この値段ならお財布も痛まない
とりあえず、腰サポーターはどんなもんか試してみるにはコスパが最高
機能的にも問題ないので、オススメ
ZAMST ZWシリーズ 腰 サポーター
商品のバリエーションが多く、通気性重視、フィット感重視、サポート力重視など
色んなタイプの腰サポーターを取り揃えている
これを使っていた時は、一番腰が弱いときだったのでお世話になりました!という気持ちがある
腰サポーターの効果的な使い方 まとめ
・腰サポーターが効く理由は3つ
①【腹圧の上昇】で、背骨の負担が減る
②【姿勢を矯正】して、腰の負担を減らす
③【可動域の制限】で、無理な姿勢がとりづらくなる
・腰サポーターを上手く使って、強い身体を作っていきましょう
腰サポーターを使ったことがない人は試しにひとつ使ってみて
自分の腰がどのようになるか1週間ほど実験してみると
使い続けた方がいいのか、それとも効果が感じられないから止めるのか
すぐに分かると思いますので、それから腰痛とどう付き合っていくか考えていきましょう
腰痛に悩む時間が少なくなることを願っています